ホームページって結構高い
ホームページの制作から運用には、一般にかなりのコストがかかると言われていますが、販売も行っているショッピングサイトで30ページ程度の企業のページを10社ほど見積もりをしたら平均で70万円程にもなりました。
どうしてこんなに高額なのか…内訳ってどうなっているのでしょうか。
ホームページの制作に入る前に、まずはどんな内容のページを作るのと言った「仕様」を考えます。仕様が決まったら内容を最大限に活かす為の全体の色や形、写真や画像、文章などの「デザイン」を考える作業に入るのですが、この仕様やデザインはお客様の案件やページごとに異なるため、毎回ゼロから行うオーダーメイドの作業です。
ここまではプランナーやデザイナーの仕事です。
デザインが決まったら、それを形にする「マークアップやコーディング」と言う作業に移ります。
雑誌のように「一方通行の読み物」の部分以外に、顧客とのコミュニケーション用にメールやショッピングなどの機能が必要であれば、その動作も準備しなければなりません。
これは主にWEBプログラマーの仕事です。
こうして一通りのデータが完成したら、インターネット上に公開するためのサーバーの準備や設定があります。この後にようやく世間にお披露目となるわけですが、当然、日々の運用にもサーバーの維持管理や更新作業などが伴ってきます。
ホームページの制作は、いわば内装も含めた戸建て住宅を建てたり、雑誌を出版し販売するのと同じような労力が必要となります。
上記の説明でもわかる通り、ホームページの制作費は一般に
【 技術料+人件費+サーバー等の維持費+諸経費 】により算出されています。
しかも案件ごとに全て1から行う作業なので、量に応じて費用も増します。
住宅建築の様な物理的な材料はありませんが、「ホームページ作成の依頼を受けてから納品するまでの制作時間」や「更新やメンテナンスにかかる時間」の時間に対する人件費が9割を占めると言っても過言ではありません。
- お客様との詳細な打ち合わせ
- 仕様(規格)の策定〜デザインの考案
- マークアップ,コーディング
- プログラミング〜バランス調整
- テスト〜校正,変更や追加の修正
- サーバーの準備〜アップロード〜テスト〜完成
この全てに人員が働き、会社は働いた人員に賃金を支払いますので、当然働いた時間分の料金から人件費が算出されます。知識が豊富で技術力が高い人が作れば早く完成しますし、1人よりも3人4人で分担するのも早いですが、代わりに人件費は膨らみます。
(大工さんが家を建てる時と似ています)
当然、作るページ(部屋)が多いほど作業時間は増えますし、有名デザイナーに依頼するとオシャレで凝ったデザインですが技術料が高額になります。
他の専門業者に外注したりする業者だと、更に余計なコストが増えます。
大きな業者や有名なデザイナーになるほど、携わる人も多く人件費や利益率も高いので、料金が高めの設定というのもうなずけます。
当社では受注から納品までの全ての工程を1人〜2人の少人数で行っておりますので、混雑時には多少時間はかかりますがその分低い料金設定となっております。
「早くて安い!」にはワケがある!
いくつかの業者を見てまわると「即納で低コスト」を売りにした業者を目にします。
こうした業者のサービスは、完成したものを見るとどこかで見たようなデザインだったりしますが、これはページデザインの原型にひな型(テンプレート)を使っていて、文字や色合いだけを変更する、ある意味「建て売り住宅や既製品」と似通った仕組みです。
(事前に骨組みが出来ているので、いわば模様替えだけで完成します)
この手法の良い所は作業量が少ないので納品までが格段に早く、なんと言っても低コストで始められる所です。逆にデメリットとしてはオリジナル性に乏しく自由度が限られる事でしょうか。
当社でも様々なテンプレートを用意して【格安ライトプラン】として採用しています。
「本格的に始める前に一時的なページをすぐ公開したい」
「単発のイベント用にお知らせページを短期間載せたい」
「社内用に社員が日々書ける手軽な日記ページにしたい」など、デザインよりもコストと納期を優先される場合には最適な選択肢です。
一般にブログと呼ばれるスタイルで、簡単に記事の更新・追加が可能です。
「自社の特徴を生かしたオリジナルなページにしたい」
「宣伝効果のある目を引くデザインにしたい」
「動画などを使って商品やサービスを詳細に伝えたい」
「本格的な通信販売をしたい」など、個性やスタイルに合わせたデザインで注目度のあるサイトが作れます。
ホームページの制作を依頼される場合には、この仕組みを理解した上で目的に合ったサービスをお選び下さい。当社では「何をどうすれば良いのか」といったホームページ開設のご相談も承っております。